星暦カフェタイム 第14回
星暦カフェタイム 第14回
☆1月新月号
2016年が始まりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
本日1/10の新月は、現実的な成果をもたらす「地」の星座・やぎ座で起こります。
身体がだるかったり、頭痛がしている方もいるかもしれません。
今回の新月はいつにも増して、2年ぶりにパワフルな配置になっています。
新月はやぎ座19度で起こるのですが、冥王星はこの時やぎ座15度にあり、
ほぼ許容範囲で星が重なるコンジャンクション(合)と見ます。
また、牡羊座にずっと滞在しているエキセントリックな天王星と緊張の角度を取り
乙女座に滞在している幸運の星・木星とは良い角度を取る時となります。
これは、あい反するような、プラスに働くような複雑な星模様です。
(※冥王星と新月の合は、2014年1月1日のお正月以来で、この時は水星も合、
火星とは緊張の配置でした。)
太陽系の中で最小で、準惑星ともなってしまった冥王星。
しかしその力は半端なく激烈です。
土星より先にある天体、天王星、海王星、冥王星はトランスサタニアンと呼ばれ、
通常の意識外の世界、並外れた力を我々に投げかけてきます。
何度かコラムにも書いてきていますが、太陽系の一番外側にいる冥王星は
究極の審判の星。死と再生、破壊、all or nothing、徹底、変化変容、
全面改定、強制、限界を超えるもの。
新たなスタートの時である新月に、冥王星がはるかかなたから一直線に大きな力を
投げかけてくる。徹底的にやりなさい、こだわりなさい、やるからには死にもの狂いで、
変化せよ、限界を超えてこい!とグイグイと押し迫ってきます。
この変化変容の流れに入った方は、展開の速さに圧倒されるかもしれません。
心底から人生を変えたい人には大きなチャンス到来です☆
大きな変化は望まない、今のまま、ありのままで良い場合ももちろん大丈夫。
その状態をキープする思いを、心からイメージし祈るだけで問題ありません。
要は、潜在意識にどれだけ自分のポジティブなイメージを保つか、という事です。
何か目標がある方は、この新月から次の満月までの間、約10日間が決断の時。
ひとつでも、小さくても目標に近い行動を起こしてみてくださいね。
半年後の姿を楽しみにイメージしながら☆
そうそう、お財布を新調するのにも今日は良いタイミングですよ☆
もちろん、その方個人の星の配置から見なければ詳細は測り知れなませんし、
あらゆる結果の可能性があるわけですが、世の中的に見て大きな変革の波が来て
そのうねりは徐々に大きくなってきているように思われます。
冥王星は力強いサポーターです。正しい行いをしていれば。
~この「正しい」は個人個人、人それぞれ違うと思いますが ~
でも、もしその人の人生航路と違う方向へ行こうとしたり、行動してしまった人に
対しては、徹底的に修正を促します。
余談ですが、お正月明けから世間を騒がせた若いタレントさんのスキャンダルが
ありました。二人共に冥王星が関わっており、そこに土星の力も入り込んで、
審判が下されたような印象を受けます。
一定の結論が出て、世間的には報道は収まったように見えますが、
二人の心の内は、しばらくの間厳しい状態にあるでしょう。
それはその人の人生にとって必要な試練であり、乗り越えねばならず、
乗り越える事もできるはずです。
まだ若く、いくらでも修正はききます。今後の活躍に期待したいところです。
さて、1月の他の星模様は、3日に火星が蠍座に入り、水星が5日から逆行を始めました。
火星はさそり座・射手座を行ったり来たりし、都合1年のうち1/3さそり座に
居る事に。通常1星座を1か月強で進んでいくので、今年はかなりの時間を
さそり座で過ごすことになります。
火星は、情熱、多情多感、勇敢、行動力、冒険、怒り、闘争心などを意味し
それが今年、蠍座に長期滞在となると、深い情熱や粘り強い力、溜め込んだ思いを
一気に発揮する、などが現象化する可能性を持たせるでしょう。
燃え上がる火の性質を上手に使っていくと熱い思いを具体化できそうですね。
また水星の逆行は1/27まで。これもよく、通信の遮断や連絡の不行き届きなどが
起こりやすいと言われますので、念には念を入れて見直す、指さし確認などで
振り返るなどが、この期間大事となるでしょう。
最近、冥王星よりもっと遠くに、太陽系としての別の小さな天体が発見された
ようですが、まだその正体は明らかになっていません。
新たに見つかった星、新たな星読みの歴史の始まりかもしれませんね。
今年の3月は、日蝕と月蝕があるようですし、天空・宇宙は常に神秘に満ちています。
宇宙の意思に沿った行動や意識が、あなたの行く先を光で照らしてくれるでしょう。
あなたのホロスコープ、命式にも星の神秘がひそんでいます。
Newmoonで一緒に探してみませんか。お待ちしております。
朱里