星暦カフェタイム 第27回
星暦カフェタイム 第27回
7/20 ７月満月号 ＜地のパワー＞
20日に山羊座で満月でした。山羊座といえば地のエレメンツ。
社会を動かしているのは山羊座と言われるほど、堅実でまじめ・実直ながら
合理的なサインです。
これから約2週間は、目標設定をしっかり、こつこつと職人のように
粘り強く取り組み、堅実さを持って過ごす事が良いでしょう。
22日は二十四節気の大暑を迎えます。
その翌日23日に太陽は獅子座へ。本格的な夏の始まりです。
次の節気はもう立秋（8/7）ですから、大暑は夏の最後の節気となりますが
実際はこれからが夏本番。暦は実に先取りですね。
大暑は土用期間中にあり、今年の夏の土用入りは7/19、明けるのは8/6です。
以前4月春土用の時もお伝えした 夏の土用の占い「土用三郎」。
「夏の土用に入って3日目が晴れれば豊作、雨なら凶作」と言われた
農作物に対する吉凶占いです。
3日目というと7/21。関東地方はあいにく朝から雨～午後曇りでしたが
米産地である北陸、東北方面では晴れ間が出たようです。
今年の収穫、さて土用三郎君の言うとおりになるでしょうか。
23日から獅子座に太陽が入ります。
前半は射手座にある土星と良い角度で、山羊座新月の影響も重なり、
華やかでありながらも落ち着いて安定した夏の始まりと言えそうです。
前半は夏だー！と解放感いっぱいで、気持ちも頭も冴えわたりそう。
突飛な発想、発明が世の中を驚かせたりするかもしれません。
この夏の恋は、スリリングな体験をする人も出てくるでしょう。
個性的な人が魅力的に見える時期。出会い方は多くの友人の中から生まれる可能性が高いです。
好き嫌いは、はっきりと意思表示しておきましょう。
さて、話は少し変わりますが、このところ地震が頻発していますね。
先日、茨城にある鹿島神宮にお参りをして地震を押さえているという要石を
拝みに行ってきました。
近くにある香取神宮と常に対で語られる鹿島神宮。
武道の神様、武甕槌大神（たけみかづちのおおかみ）が祀られ
平安時代の延喜式によると伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮の3社のみ
神宮の称号で呼ばれている紀元前からある神宮です。
この要石、鹿島神宮にも香取神宮にもあって地下でつながっていると言われています。
太古の昔からこの辺りの地震は地中に大なまずがいて暴れるから起こると
信じられており、鹿島・香取の両神様がこの要石でなまずの頭を打ち、
動けなくしているといわれています。
しかし、要石で抑えられているため、この地方で地震は起きるけれども、
それほど大きな被害はないといわれています
どちらの石も地中から少しだけ頭を出しているのですが
鹿島側は上部中央部が凹形、香取側は凸形。
江戸時代、水戸の黄門様（徳川光圀）が七日七夜掘り続けても全部掘り起こせず
さすがの光圀公もあきらめて中止したといわれているようです。
大昔、神が天からこの地にお降りになった時、最初にお座りになった石であると
伝えられていますが、この石は地震を抑える石としての信仰が続いてきました。
ただ、5年前の大震災により力が弱まってしまっていると言われているようで
この真偽は定かではありませんが、そんな話を聞くと、
それはそれは大変な力を消耗されただろうと深く感じ入り手を合わせてきました。
奥にある御手洗池は、かつては禊ができる池で湧水がこんこんと湧いています。
水をすくい腕や足にかけて簡単に身を清めてきました。
鹿島神宮と香取神宮、興味深い縁起話のある２つの神宮です。
今年も後半に入ってきました。
幸運のラッキースター木星が9/10乙女座から天秤座に移動します。
華やかに人間関係を彩る天秤座木星期は、誰しも楽しみにしているでしょう。
その前に、地に足がついた乙女座木星期の最終時期に、地の堅実さを取り込んでおく、
パワースポットに足を運ぶのも良いかもしれません。
あなたにふさわしいパワースポットはどこでしょう。
NewMoonでどうぞ尋ねてみてくださいね。
お待ちしております。
あかり
