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星暦カフェタイム 第46回

星暦カフェタイム 第46回

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2017年5月満月号

今年の冬至の頃、12月21日に土星は射手座を抜け山羊座に居を移します
この土星射手座期 終了間際、米航空宇宙局(NASA)の土星探査機カッシーニが
20年という長い任務の最終ミッション「グランドフィナーレ」に突入しています

「カッシーニ」という名前の由来は300年以上前のフランスの天文学者
ジョバンニ・カッシーニから命名されました。
天文学者カッシーニは土星についての発見が多い博士で、子や孫たち4代に渡って
フランスの天文台の所長を務めたほどの天文一家だったようです

土星探査機カッシーニは1997年にNASAから打ち上げられ、
この20年間 一人黙々と太陽系を旅して土星にたどり着き
数々の観測データを送ってきてくれていました

しかし、燃料がいよいよなくなりつつあるため とうとう最後の
宇宙観測史上初めて土星の輪の中に突入するというミッションに入りました
このミッションを完遂したら、9月15日には土星の大気圏に突入して燃え尽きてしまいます

最後の任務、グランドフィナーレは「土星の環くぐり」
土星と土星の環の間にある約2400キロの空間を時速12万キロの速度でくぐり抜けて
22回にわたってF環と呼ばれる環の内部に入りこみます
現在順調に環をくぐり続けているところで、次々と衛星画像を送ってくれています

環は、衛星がいたり、空隙や間隙のある氷の粒の集まり
カッシーニは今までにも土星の極地や衛星タイタン、テティス、エンケラドゥス他
多くの衛星を観測し画像約30万枚と観測データ450ギガバイト近くを送信してきました
衛星タイタンには海や川が存在している事
衛星エンケラドゥスには生命存在の可能性などの発見につながっています

一番外側に位置するF環は幅500キロメートルほどの氷の粒の帯状の環
F環には らせん、ねじれ、こぶといった構造が定期的に現れるそうで

これはF環の内側にいる衛星プロメテウス、外側にいる衛星パンドラが
F環の形の維持に関係しているらしく、ひっぱったり通り抜けたりしているようです
これらの衛星は「羊飼い衛星」と呼ばれています

衛星プロメテウスは、F環を通り抜けて穴を開けることもあるそうですが
環を一部を壊すなんて、すごい壮大な話です
土星は地球の9倍の大きさ。衛星たちも水星の大きさくらいあるそうです

地球からしたら、月よりちょっと大きな衛星が環の中を出たり入ったり
時には穴も開けたりして、空にいきなり穴があいてる環があるなんて
土星の上空は毎日毎日見飽きないですね

カッシーニは任務終了後、土星の大気圏で燃え尽きる予定ですが
落ちる位置は詳細に研究され、地球のものが他の天体を汚染しない
問題のない場所に落ちることになっています

生命存在の可能性から、地球の物質で汚染してしまわないよう
「プラネタリー・プロテクション」「惑星検疫」という考え方のもと燃え尽きさせます

探査機の燃え尽きというと2010年6月 小惑星イトカワのサンプルリターンに成功した
探査機「はやぶさ」の大気圏突入時に燃え尽きた姿が思い出され 泣けてきますね

土星が射手座から山羊座へ居を移すのが冬至直前の12月21日
逆行を終えて、一路山羊座へ向かう準備を邪魔しないかのように
順行前にカッシーニは燃え尽きる

まるで土星くんが
「わし、そろそろ自分ち帰るんで 準備もあるし落ち着きたいからもう邪魔しないでねー」
とでも言っていて、それに「ラジャ!」と了解したように、
ちょこまか動いていた地球からの闖入者は去っていきます
まるでこの時期を知っていたかのよう

地球のかけらを土星に少し残して永遠に存在し続けるカッシーニ
気の遠くなる程はるか遠い場所に 地球の物質や思いをまとっているものが漂っているのを
想像するのはロマンですね

5月中旬ちょうど今頃からしばらく、土星は 牡羊座の天王星とトライン=仲良し角度を形成します
厳密な正確さを求められる科学、数学といった分野に強い味方になるこのアスペクトは
優れた知性と真摯な研究姿勢が求められる分野に力を与えてくれる

地球で土星の研究が加速する 粋なはからいです
土星は天王星を味方につけて、自ら研究成果をたたき出そうとしているのかもしれません

カッシーニが20年もかけて 黙々と仕事をこなしてきたように
皆が知らない間にも、長い時間をかけて練り上げて熟成させてきたものが
ようやく陽の目を浴びて、とうとう皆が目にする時が来て
ハッとした気持ちにさせられるような、そんな様相が見てとれるこの時期の天空です

人々は自分の意見や主張をしたくなり、結果 衝突が起こりがちかもしれません
ただ その場その場で無闇に戦うのでは能がありません
理論武装の準備はしつつ、戦うためではなく、きちんと物事をおさめるため
星の語る事を受け止めてみる 人の知恵を使いたいものです


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